毒親育ちのもぐもぐ育児日記

80年生まれ、毒親育ち。ちょっぴりネガティブで時々無駄に強気な女が母になりました。

「毒になる親」を読んで良かった!と思っている理由

毒親について興味を持ち始めて買った「毒になる親」を読み終わりました。


読んでいるときは色んな感情が沸いてきたし、こめかみに力が入る感じだったんだけど、読み終えてみて、少しスッキリしている自分がいます。

母親とのやり取りの中で一番モヤモヤしていたことは「結局、母親は私の内面を見てくれなかった。本当の自分を受け止めてくれなかった」っていうことで。
そのことが何となくモヤモヤと心に残り続けていたのです。

母親の望むいい子でいれば愛情を注ぎますよ。
いい子じゃなかったら、愛情は渡さない。
学費も止めるし、家から追い出すわ。

いい子とは…
親のいうコトは絶対だと信じて意見をしてこない子。
親に文句を言うなんてもってのほか。
見返りを求めることなく親に尽くす子。
母親の気持ちを敏感に察知し、悲しい思いをさせない子。
いい大学へ行き、いい会社に入り、リア充である子。ただし、リア充すぎて親を放置は好ましくない。

母親からの愛情が欲しくてがんばっていい子にしてみたものの、少しでも気に入らないことがあれば、少しずつ溜めていたいい子ポイント(!?)みたいなものも、スタートに逆戻り。
私がいうコトが捻じ曲がった受け取り方をされて、意図しない喧嘩が勃発することも珍しくない。

弟2人は、早々に母親の言うとおりにならない子になっていって。男なのもあって母親の依存からは早々に離脱していったように思う。
その代わり弟の愚痴やアナタにどうにかして欲しい、みたいなことを私に言ってきた。
話を聞き、弟と母親の橋渡し的なことをすることも多かった。

だけど、私なりに母親を想ってしてきたことは全然伝わってない?思うことが多く。こちらの大変な状況や悲しい気持ちが理解されることは、ほとんどなかった。
理解どころか興味も示さないくらいの勢いだったし。

私が評価されるのは、学歴とかテストの点数とか母親に逆らわないことや尽くすことが、大半を占めていた。

本を読んで、

これらの親の言動に悪意があるわけではないこと。
親自身の弱さやトラウマからそういう言動になってしまうこと。
その親の弱さを子どもが理解し、かばう必要はないこと。
毒親に本当の自分を理解してもらえることはほぼないこと。

などが繰り返しかかれていて。

私は「最後まで自分を親に理解してもらえなかった。心から自分を受け入れてもらえたことがなかった」ってのが、凄く悲しいし、そうなってしまった原因は自分にもあるんじゃないかな?って気持ちでモヤモヤしていたんだけど。

「理解されるとか、受け入れてもらうとか、無理、無理!もう割り切って新しい自分で生きていきましょ~」って言われて。「まぁ、そうだよね。私悪くないし、仕方ないわ」って、かなりスッとした気分になったのです。

「だれからも理解されない自分」みたいなのから、開放されたってのが一番の収穫です。
とりあえず、良かった。120%晴れ晴れ!!とまでは行かないけど。60%晴れ晴れ!って感じで、大きな一歩を踏み出せそうな感じがするのです。

それ以外にもいくつか発見があったので、それは別途記事にしていきたいと思います。