毒親育ちのもぐもぐ育児日記

80年生まれ、毒親育ち。ちょっぴりネガティブで時々無駄に強気な女が母になりました。

親が子どもに言ってはいけないこと

私が毒親関連のことに興味を持ったきっかけ。
自分の親とのやり取りの中で「自分が親になったら絶対にこんな風にはしない!」って思うことが多々あって。「自分が親だったらこうするなー」って考えたりしていたんだけど、根本を考えると自分の親と大差ない!?って思う部分が出てきたりして。

毒親育ちは毒親になりやすいって言うし、結婚4年目で妊活に本腰を入れ始めたところなので、自分が親になる前に親子の問題にじっくり取り組んでみようと思ったんですね。

「毒になる親」を読んで、その中に繰り返し書かれていて、心に残ったこと。
子どもは親が思っている以上に親の言葉が心に響いている。
子どもは大人と違って社会との繋がりがほとんどないし、親に見捨てられてしまったら一人では生きていけない。

だから親に見捨てられそうになる経験は親が思っている以上に子どもにとっては恐怖の出来事だし、それを本能的に分かっていて、恐怖をちらつかせることによって子どもを服従させようとする親は良くないのです。

また「お前は可愛くない」「お前はブサイクだ」「お前はダメな人間だ」っていう子ども大してネガティブな評価をして、それを伝えるのも親の想像以上に子どもにはダメージを与えてるんですね。

私、自分が小学生だったときに親とどんな関係だったかってあまり覚えてなくて。
とりあえず「勉強しろ、いい成績を取れ」みたいなことをガミガミ言われて、泣きながら習い事に行って、母親はめんどくさい存在だったなーってことくらいしか覚えてなかったんだけど。

本を読んでいる最中に、親から「可愛げがない」「思いやりがない」「ブサイク」「優しさがない」とかネガティブなことを色々言われたことと。何かあると「これからご飯を作らない」「家から追い出す」「必要なものを与えない」「アナタなんて知らない」「うちの子じゃない!!」みたいなことを言われて。存在を脅かす言葉を言われるのが怖いし悲しいしで、怒られることをしないようにしよう…って思いながら過ごしていたことを思い出したのです。

今まではそれを素直に受け入れていたんだけど、本を読んで「やっぱ、おかしいよね~?」「自信のなさをはじめとする私の感情の基盤はここからきてるよね~?」って思って、なんか凄いホッとしたと共に、自分が親になったら気をつけよう。と心に決めたのです。

今日はちょっとお出かけをしたんだけど。移動中に一緒になった家族がお母さん&おねえちゃん(小学生手前くらい?)とお父さん&妹(幼稚園児かなぁ…)が通路を挟んで二つに分かれて座ってたんだけど。

お母さんがお姉ちゃんに「妹ちゃんは、意味不明な行動とかよく分からないことをするでしょ?お母さん結構本気で疲れちゃうのよね。ついていけないっていうか。分かるでしょー!?」って本気っぽい感じで言っていて。長女も「わかる、わかる~。そんな感じだよね」ってお母さんの望む回答をしようって感じで答えて。それに対してお母さんが満足そうに「そうでしょ、本当疲れちゃうのよ」って嫌そうな感じで話してて。

気になって妹ちゃんを見たんだけど。そこではお父さんのいうコトを聞いて、割と普通に過ごしていて。そんなに問題ある子には見えなかったんだよね。
むしろ少し悲しそうな表情でお母さんとおねえちゃんを見つめていた気がして。

私はとても悲しい気分になったのです。
普段からそんな感じのお母さんだったら、お母さんの思う妹ちゃんの意味不明度ってのは、これからどんどん高まっていきそうだし。妹ちゃんもお母さんにかまって欲しいのと、別にいいもん!っていう反抗心とでいい方向にはいかなそうだし。

お姉ちゃんに文句を言っているので、お姉ちゃんの妹ちゃんへの接し方もお母さんの影響を大きく受けるなーって思って。

うちの母親も家族のメンバーの悪口を他のメンバーに言うってのが激しくて。
私にはお父さんと弟の悪口言って、弟には私の悪口言って。お父さんには子どもたちの悪口言って…みたいな感じで。今思えば、それが元で色々ややこしくなった部分もあるんじゃないか!?って思ったりして。
誰も母親の悪口は言ってなかったのに…。

とりあえず。子どもの人格を否定するようなことは言わない。更に子どもが自分が家族の中に存在することを不安に思うような素振りや発言をしない。家族間で悪口を言うような環境を作らない。って言うのは、想像以上に大切なので。(ある人から見たら当然のことなのかもしれないけど)肝に銘じていきたいな、と思います。